ピアノ指導セミナー
本日は、私の主催するプライベートセミナーで、増井先生によるピアノ指導法セミナーを実施いたしました。
これまでにライフワークのように取り組んできたピアノとエレクトーンのコンチェルトのためのピアノ指導法セミナー、本日はバロックで、インベンション1番とシンフォニア6番を取り上げての楽曲分析と演奏のための解説講座となりました。
ピアノ音楽を、例えば音大とかでピアノ専攻でいらした先生には、バッハのインベンション、シンフォニア、平均律は王道のようなレールでしょうが、参加者の先生方の多くは、一般家庭でまずは音楽を楽しませるところからレッスンしていらっしゃる先生方であり、エレクトーンがご専門の方で、ピアノもご指導される幅広い視野で音楽指導を取り組まれていらっしゃる皆様ですので、このバッハのピアノ、正確にはチェンバロの音楽に対して、積極的なご興味をお持ちになりつつも、ご自身の音楽としてとらえるところからが正直なところではないかと思います。
そんな熱心な皆様に、確たるピアノ音楽に向き合うように、熱くご自身の指導法をご伝授下さり、最近増井先生ご自身が、音楽活動の拠点を広げられたこともあって、その新たなスタジオで録画された動画をもとに、2つの作品を弾きながらご指導くださいました。
とても分かりやすかったと思います。
このセミナーで、バッハにぐっとご興味をお持ちいただけたのではと思いつつ、コンチェルトのためのピアノ指導講座としてこのシリーズをお願いしながら、この2つの作品のコンチェルト版のご提供をさせていただいておけばよかったのだなと思いましたが、てっきりワタクシ、先月私のセミナーでご提供したインベンション8番と14番を実施されるのかなと事前にご提供したわけですが、たぶん、バッハの分析はピアノ音楽からのレールではないスタイルに、もしかしたら、びっくりされたのかもしれなかったなと、やはりピアノご専門の方と絡むときには、再生音楽としての見方で、制作したコンチェルト作品の方向をベースに連動していかねば、受講者の方々の学びの期待やら、活用への方向路線に迷いを生じさせたらとも思ったり、また、私自身としては、私が行う一連のセミナー実施のコンセプトを見つめなおす機会にもなった午後を過ごしました。
バッハは、鍵盤楽器としての歴史を踏まえても、その作品から学び得るべき大きな価値があります。
受講者の方々のそれぞれの音楽経験や、今の活動において、本日の学びをご自身らしく取り組まれることを願っています。
バロック作品、本日のインベンションの前に私は、よくプレインベンションを使って、手の届くバッハや、バロックを生徒に与えていました。よりバロックを手の届くところから楽しませるには、PTNAの東音企画から出ているバッハ白楽譜のシリーズもーがあり、石井なおみ先生のエネルギッシュな解説講座がオンラインであって、参考になります。
ご自宅でお教室を展開される先生方の学び・・・
今も支持する先生のレッスンに通っていらしたり、ご興味あるセミナーや、コンサートに出かけたり、お仲間の先生と引き合い会をされたり、jetやPTNAのステーションの勉強会なども、よい刺激と情報源となっていることかと思います。
今の私は、もうjetのアドバイザーという職責から解き放たれて、自分の音楽活動の一つであるこのセミナーですので、私自身も参加者の方々とともに共有する時間で学びとなりますし、自らの志す音楽の世界、その方向の先には何があるのかと思えば、やはり、私にはエレクトーンなのです。
好きな楽器で、好きな音楽の世界を作品を通して伝えたい、広げたい、そして、自分にも、そのかかわる方々や楽しんでいただける方々に役立つことは何かと、仕事ではない分、ある意味自由が故の厳しさをすべてにおいて考えてしまいますと、さらに、深く、音楽に対して、悩んでしまうのでした。
そんな中に、孫のひなこちゃんから、何気に積み木をしながらお歌を歌い、即興で差し込みのフレーズ入れて楽しいアレンジの「僕らはみんな生きている」の動画が送られてきました。
ははっ、誰の孫や????とそのたくましく楽しく歌う姿に、生きる元気を貰い、さあ、また明日は、1ページでも、1小節でも書いてみなくちゃ。
音楽が、人の心を癒し、つらい時ほど支えとなってくれる、どんな人にも通じるこのツール、その秘密?そのノウハウを知り得ながら新たなものを創出する楽しみをエレクトーンで作っていこう!
今日の増井先生、ご参加の皆様、お疲れさまー
有難うございました。