このところというか、入院がきっかけで枕元で音楽を聴くようになり、自分の作品やら、いろいろな音楽を楽しむ中で、もっとも聴いているのは、バロック音楽。ヘンデル、バッハ、コレルリがお気に入りです。
仕事にもいかすべく、研究の日々、気になる作品のスコアを聞きながら眺めると、400年ぐらい前の音楽に、こんな新鮮な感動を覚えるのは、人間はいつになっても共感する意識が共通感覚として持ち合わせているのだと思います。
セミナーでは、今月からポリフォニー作品をどうアンサンブルやソロにアレンジにするかをお話したいと考えていて、以前から取り組んだバロック作品を振り返りつつ、一般的に耳馴染みのない専門領域の音楽の印象から、誰しもがよいなと感じる音楽に作ってみたいと、1から和声やリズム、対位法など分析、それをまとめる作業に加えて、演出要素で、副題をつけることにしました。
特にソロの場合、レジストを考えるには、音色からのイメージが作品を広げてくれますから、何か物語を作るようなサブタイトルを考えています。
ポリフォニー、特にインベンションは演奏のテクニック獲得と共に対位法体験であり、でもそこに囚われてばかりいたら、上手く弾けないと呪文のような、表現の感じがまた一味違いますので、楽しむところまで到達の難易度高く、エレクトーンソロとして楽しめるインベンションを考えてみました。
いつか、ベートーヴェンのバイオリンソナタ春の二楽章スケルツォをアンサンブルアレンジに仕立てた時に考えたこと、また今同じように、迷いのなかにあっても、貫く創出の勇気でいます。
エレクトーンで楽しむバッハ、エレクトーンで楽しむバッハインベンション、へぇ~、これだったら、弾けそうとか、インベンションがこうなると、楽しい!って思ってもらえて、かつ、ちょっとだけ学びの要素も演奏で獲得できるように、8番、14番は、それぞれエレクトーンソロをクラシックスタイルで作りました。
さあ、あともう少し。
お楽しみに〜
そうでした!本日、バッハインベンション8番コンチェルトスタイルアンサンブルアレンジをアップしました。
https://youtu.be/wpx8hN-29Ao?si=Ip_BVCdBM3U8dAmA
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