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2024年12月25日 (水)

楽しいアレンジ、ギロック手品師

今日はクリスマス。

昨日のイブから一夜明けて、嬉しいセーターを着てどこにお出かけしようかと、
でも実は先日の抗がん剤の副反応が抜ける最後の数日を過ごしておりまして、正直しんどいのです。

しーかーしー、リハビリしなくちゃ、前向きに頑張らなくっちゃと
ちょっと主人のお買い物を北千住まで出かけるついでに私も欲張って、頑張って、
バスと地下鉄一駅の外出決行!

実は退院してデパートにお買い物は初めてなのでした。

正直、このクリスマスの賑わい、平日でしたからさほど、思ったよりは混んでいませんでしたが、私の体にはとんでもない経験でありつつ、

昨年のクリスマスには、福岡から由紀ちゃんが病院に来てくれて、寝たきりの私はベッドを面会室に移動してもらって面会したことを思い出しました。


この一年、本当に大変であったけれど、こうして今生きていられる、元気になってきたことがうれしいです。


駅のホームで涙がこぼれてきて、いいおばあちゃんが泣いているものですから

見ていた周りの人たちの怪訝そうな、いやどうしたのかと、気の毒がってくださる様子にも有難ささえ感じました。


生きているときって、一生懸命に物事にま向き合って進んでいるときには

ひとつひとつ、細やかにものを感じることはなかなか・・・
時間の経過とともに、次々と自分に与えられたシナリオをこなしているかのような毎日ですよね。

でも、私は大病をして寝たきりを経験したことになり、その時には必死でしたから今よりもわかっていなかったわけですが

時を経てみれば見るほどに、今生かされている、命のありがたさや

これからのことを考えては涙が出ます。

自分の人生を振り返りながら、できることはと・・・

夜になり、少し抗がん剤副反応が治まってきたか、いや、なんとかそろそろ復活せねばと
五線に向かいました。

来月のセミナーは、ギロックを取り上げることになっていて

コロナのころにちょっと手を付けたような記憶があり、調べたら、今回やってみようかと思う

「フランス人形」も「手品師」も途中ですが手を付けていたことが判明!
2021の1月のことでした。

手品師はエレクトーンソロで、フランス人形はP&Eコンチェルトスタイルで既に書き上げており、

手品師においてはヘ長調に移調して、

エレクトーンソロで楽しく弾きやすく書いています。


フランス人形は、原曲のしなやかさを生かしたアンサンブルで、どちらもレジストがまだ完成していません。


最初に手を付けようかと、手品師はアンサンブルとしては原曲の調にすることにして

手品師の楽しくって、ユーモアのある驚きとか、やや滑稽なまでのおどけた表情や

コミカルさとかを、短い曲の中で

コンパクトであっても、魅力あるアンサンブルにしたいと思ったら、俄然元気が出てきました。

こんなことをして、また著作権でいろいろと悩むことになるだろうと目に見えていますが

私の創作作品を楽しみにしてくれる弟子たちと言ったらみんなに悪いかもだけれど

作品からその編曲手法を伝えて、皆がそれを弾いたり生徒に教えたりすることも
私の生きている励みであると思うので、いい作品を書いていこうと思います。

あるものを、みんなが誰しも知っている音楽作品を、いかに上手に価値高く教え弾かせて

楽しませて、音楽を通してその生徒さんの成長を後押ししていくこととはまた別に、

全く新鮮な耳にしたことのないオリジナル曲を与える、取り組ませるのは、

ちょっとかなりの芸術的なことかもですけれど、もとにある音楽から、

伴奏であっても、新たなイメージを与えて

表現の幅を広げさせる体験をレッスンの中で、先生自らが伴奏して与えることは、

生の芸術指導みたいなものだと思うのです。

って、私の音楽だけれど・・・
新鮮に感じていただける方々もたくさんあるかと思いますから、それをご指導される先生方の指導力がものをいうのかなぁ
とか、だから、まずは先生方が弾いていただきたいわけですが、
なかなか皆様奥ゆかしくて(;^_^A私の手元にその様子が入ってくるのは
コンチェルトのコンサートでもしない限り、なかなか実感が持てない今の私。

それでも、作品が残っていくのだし・・・と、見えない何かに感謝して
私は生きていく力を音楽でもらっています。

また今夜も長くなりました。最後まで読んでくださってありがとう。

作品できたら、いつかお耳に届きますように。

写真は2022の小倉の音楽の宝石箱コンサートの出演者の皆様との記念写真。もう2年前の出来事です。
私の後を継いでアドバイザーになってくれた先生と生徒さんたち、
ピアノのアシストをいつもご一緒くださる村濱ひかりさん、
バリトンの松岡さん、北九州芸術劇場で小倉jetの皆様と、ナガト小倉店のお力を支えに頑張った思い出。

自分の音楽をベースにそれぞれの助けてくださる方々のお力をいただきながら生きていました。
私の大事な小倉での思い出です。みんな元気でいてね。作品できたら、先生と弾いてね💛おやすみー

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