主人の誕生日
夏に膀胱癌が見つかり、手術を経て、その後、回復へと、私の癌とは、また超スピード展開を回復へと歩んだ主人、74歳になりました。
1年前、私の癌がかなり進行していると主人は悟り、自分のこれからは、女房の病に寄り添うべく生きていく覚悟で、私の2ヶ月の入院中も毎日1日怠ることなく足を運んでくれて、退院後の療養生活には、食事から家事一切をやってくれて、糖尿病のケアにも付き合ってくれましたし、少しずつ回復へと病院の指示、主治医の先生のおっしゃることの枝葉となるかのように、日常生活の療養を導いてくれ、リハビリなどつきあって、今の私の回復は主人のおかげでもあります。
その主人は、今日で74歳になりました。
30歳で私と出会い31歳で結婚し、43年一緒にいるということになりますから、金婚式までは生きていたいし、主人も元気でいてほしいとおもいます。
今夜は、主人の大好物のすき焼きでささやかに2人でお祝いしました。
この1年は、一瞬、私と同じく病となったことで、私たち夫婦の絆は深まったかと実感、と同時に感謝しながら、私もこんな体ではありますが、主人に寄り添って支えていかねばならないなと思い、気持ちが前向きになります。
夕方、買物ついでのいつもの散歩道に、また合歓の花が咲いていました。今年4回目?いや、もしかしたら5回目かも。
夕暮れ時に、優しく咲いたその花びらが、そんな私と主人を見守ってくれるかのようで、嬉しくなります。
ささやかなプレゼントを貰った気分でした。
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