コンチェルトのためのピアノ指導講座
今日は、かねてから予定していたセミナー、コンチェルトのためのピアノ指導講座を、増井以卓(ますいゆきたか)先生にお願いして、今年度私のプライベートセミナーでは2回目の実施でした。
取り上げた曲は、ベートーヴェンソナタ20番、Op49-2 1楽章と、ブルグミュラーから「清い流れ」
どちらも私のコンチェルト作品ではよく弾かれる作品で、特にベートーヴェンは、ベートーヴェンらしさあるオーケストラを意識したアレンジで、どこのステージでも大変好評を得ています。
標題音楽ではない、絶対音楽ピアノ曲が、エレクトーン伴奏ついたら華やかさと迫力でビックリだったとか、カッコいい!と、ソロとして演奏するよりも豪華なサウンドにエレクトーンコンチェルトの効果を発揮する作品。
本来のピアノ曲としての分析から伝える表現の学びを、皆で共有し、その上で指導においてのポイントを細く現場に即して、増井先生ならではの豊かなイマジネーションとアイデアで、参加者の皆様、目から鱗のように学びを楽しんで獲得されていかれたようでした。
ブルグミュラーにおいては、ピアノの奏法を獲得するための練習法を細くご伝授くださり、それぞれ新鮮に受け入れて即、今日からレッスンに使われているのではと思います。
セミナーでは、オンラインですから、とかく受け身がちな中にしっかり後にも残るようにと、増井先生が事前準備してくださったビデオを視聴しながらの享受、よく組み立てられた映像とお話が、とにかくわかりやすく有難いものでした。
ベートーヴェンに関しては、私のコンチェルトスコアにも触れて、ピアニストからみた時のエレクトーン伴奏について、あれこれ考察されたお話が、私には自作の音楽について詳しく語られる機会になり、とても興味深く自分でも気付かないアレンジのポイントを紐解いてくださるなど、面白く聞かせていただきありがとうございました。
皆様とお目にかかり、同じ学びの時間を過ごすことも何よりの励みです。
ご参加くださった先生、そして、増井先生、ありがとうございました。
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