神戸コンチェルト研究会
昨年まで担当していた神戸jetのエレクトーンコンチェルト研究会、すでに私が退任したことで研究会は、継続参加希望の皆様で、また活動をスタートしています。
今日は、作品の指導と演奏について、私の作品を伝達しながら、皆様の状況にあわせてアドバイス、特に常動曲における演奏と指導は、伴奏として一番よくお悩みになるところで、ブルグミュラーで作品伝達しようとしていた中から、「気がかり」を題材にしてその伴奏編曲と演奏、指導に絡めながらのヒントやポイントをお話しました。
また、クラシックエレクトーン奏法のコツ、最近よく耳にする上品なエレクトーン奏法とは?の答えとなるエレクトーン伴奏法を「天使の合唱」「アヴェ・マリア」等を使ってお伝えしました。
皆様それぞれキャリアをお持ちで、ご自身の活動にエレクトーンをソロとして取り組まれている時のエレクトーン奏法、またアンサンブルとして特にクラシック曲に対してのエレクトーン奏法、ピアノとのコンチェルトで合わせた場合のエレクトーン伴奏の弾き方の意識の違い、あまり深く注意していらっしゃらないかも、というより、充分にテクニックや鍵盤を弾く事自体にはしっかり取り組んでいらっしゃるわけですが、アンサンブルとして豊かな表現を出すエレクトーン伴奏のサウンドの作り方は、単にエレクトーンを弾くという意識から、ちょっと工夫が必要です。
また、アンサンブルという音楽スタイルにおいて得られる音楽表現がもたらす実りは、協調!その姿を作品として、エレクトーン伴奏として弾く心得は競争ではなく、協奏ですから、ましてや2台で奏で伝え、伴奏として徹するちょっとした心掛けを、スコアの見方に注意して離鍵や、フレーズの考え方などかなりじっくりお話しました。
コレって、作編曲制作者の、こう弾いて欲しいと思う祈りのような願いでもありつつ、何か新たな挑戦へと皆様と共に進み、よい音楽を目指すひとつの取り組みになれるかと、コンチェルトに意識をお持ち下さる先生方が目を輝かせて耳を傾けメモをお取りになる様子が、私にとっては何よりの励みになりました。
楽器を弾けるようになるという指導から、誰かと幸せになる、音楽の喜びを教える捉え方、もしかすると長い指導経験から生まれる深い指導意識が、よりよいアンサンブルになり教育者の方向につながるのかと思います。音楽で地域に根ざした育成を図る活動、なんて素晴らしいことじゃないでしょうか。
もともと神戸では、ご自身の生徒さんとコンチェルトに取り組まれているjetの先生方なのですから、エレクトーン普及のひとつの取組みとしても、新しい鍵盤指導の活動になり、私がリアルに弾かずとも、自らの手で自らの好きなエレクトーンを使って、コンチェルトで音楽活動のコンテンツを育成されるわけで、力強いなと嬉しく思うのでした。
今まで私自身も、何の見栄?の音楽活動だったのかと、病の床にふせっている中で、実際に小さな生徒を教えていないことが、違った意味での足枷になり、余計な回り道をしていた気持ちもあったのですが、神戸の先生方が、できる範囲でも前向きに取り組もうとする様子を感じて嬉しくて仕方なかったです。
はやく良くなって、彼女たちの役に立つワタシでいたいなと、生きる励みを強く思いました。
神戸コンチェルトの皆様、どうぞこれからもよろしくお願いします。
今日は本当に、有難うございました。
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