この時期、jetではサウンドカーニバルが展開され、私の担当する福岡、小倉、神戸と、それぞれ動画、リアル、動画と発表も進み、グーグルフォームなどを活用して、皆で評価やアドバイスコメントを集計し、講師側も学びの育成を行いました。
リアルに実施した小倉では、リアルのよさを今更ながら実感、演奏する側もそれを支える側も応援する客席としても、伝える喜び、伝わる喜び、音楽の素晴らしさを体感した気がいたします。
動画は動画の良さもあり、後に残る利点は今後も生かされていくことでしょう。コロナで始めた動画展開、3年、3回の実施がもたらす結果は、これからなのかもしれませんが、確実に参加者が増加して先生方も、サウンドカーニバルに対する意識が向上してきたように思います。
サウンドカーニバルはエレクトーンの全国的な作品演奏発表イベントですが、支部ごとの展開になっており、毎年のことですのでマンネリにならぬように今年は展開に当たり工夫を致しました。
規定の展開部門にひと工夫、
導入で初めての参加を対象に
大好き課題曲部門
ある程度弾ける生徒のはじめてのサウンドカーニバル体験には
ギャラリィ課題曲部門
このふたつは、基本レジスト表現部門につながる流れで、大好き課題曲はグレードの課題曲と同じに設定し、ギャラリィの方は、よりエレクトーン専門性高い教材に意識をお持ちいただくように、うしろのレパートリーからセレクトしました。
また、小倉の場合、ピアノの生徒さんの自由表現の一部にコンチェルトも可能として、先生の伴奏でピアノ演奏でも参加し、エレクトーン伴奏体験にもしていただきました。
エレクトーンがかかわっていればなんでもアリに見えそうですが参加者増加の楽しいエレクトーンイベントにするための施策でもありました。
指導には、エレクトーンの音楽研究として、一年ぐらい前からコード進行法を学ぶ機会をつくり、右手のメロディに和音をつけ、リズムやレジストメニューを活用したお手軽アレンジも立派なエレクトーン音楽の基礎ですので、定例会で指導に生かすコード進行法の講座を実施しました。
実は楽譜も書いてご提出を謳ったのですが、それに反応してくださったかたもいらしたものの、結局タイムアップもあり発表は従来の演奏のみにとどまりました。このあたりは、次年度への課題にしたいとかんがえています。
動画は単曲でyoutubeアップしたあと、再生リストとして部門を整え自動で再生視聴ができるようにして、グーグルフォームを使いご段階評価とコメントをかいていただき、集計し、みなで評価したものを透明化して発表共有、最優秀、優秀、優良、奨励の各賞を裁定し、次の定例会でコメントの共有と表彰式を行います。
また、少し時間をおいてから、生徒さんやご父兄からの感想もお尋ねして、先生方にエレクトーン指導者としての意識を再確認していただくために、私達が支部として個人として取り組まねばならないことを話し合ってもらえたらと思っています。
ほとんどの参加生徒さんがピアノ生徒でもあること、そんな現実的な状況の中で、見えるのは、jetなのにピアノという話ではなく、ピアノ生徒にもエレクトーンを教えることができる両刀使いの講師であるということ。
ピアノ生徒には、ポピュラーを教え即興音楽体験指導をエレクトーンで可能
エレクトーン生徒には、クラシックを教え、音楽歴史文化を多彩なリズムスタイルで音楽体験、ノーマル演奏でオーケストラ体験
それぞれの持ち味を補うかのようなエレクトーン教育機器であることと、その活用がみえてきます。
私個人では、コロナがもらたしたスキルアップ、動画編集は、サウンドカーニバルやアレンジステージが育ててくれたようなものになりました。
それはそれで楽しいし、自分の仕事作業コンテンツ増えたとおもっておりますが、本業がどこかに隠れてしまってはならないと、音楽創出を忘れているわけでなく、プロデュースしながら音楽発表をこれからも続けて行かなくてはと思います。
私の原点回帰は、サウンドカーニバル。
支部生徒さんの演奏の様子が、jet業務への意識を高めてくれますし、続けてきて良かったと実感するのです。
遠い福岡、小倉、神戸、そこで知り合った先生方と生徒さんの指導を少し関わらせていただいているかのような気持ちで、これからもできる範囲でサポートしていきますね。
皆様、今年もサウンドカーニバル有難うございました。お疲れ様でした(*^^*)