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2022年12月27日 (火)

この町に住んで〜足立郷土博物館

私達家族は2004年に、福岡から東京に戻ってきました。以前住んでいた春日部の自宅は、賃貸で貸家としてよそ様が借りていらしたので、子供の学校のこともあり、とりあえずの仮住まい気分で、いずれ春日部には戻るその日までと、現在の場所に住み始めました。

住み心地は大変良く、交通の便利もよい上に、親水緑道など身近に自然と出会うことができるので大変気に入っています。

先日、たまたま散歩で見つけた足立郷土博物館、なんと明日で暫く休館するのだそうで、今日は散歩と買い物ついでにと、足を運んでみました。

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行ってみて、伝えている内容がわかりやすく、自分の暮らしている町の歴史と文化に親しむことができ、深い学びと感動で胸がいっぱいになりました。

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東京の都市をささえる東郊地域の役割を担ってきた歴史を知り、誇りさえかんじました。

また博物館の奥には、茶室まで備えた庭園が、いつもの親水緑道と繋がる設えで、かなり素敵な場所!

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東京には、清澄白河の庭園とか、六義園とか、いろいろ日本庭園がありますが、足立の葛西用水の側にひっそりと静かに散策できる庭園があるのです。

ここにこんな所があるなんて!

あまりの感動で、郷土博物館の展示資料常設図録を買い求め、自分たちの住んでいる地域に大変興味がわき、ずらりとこちらも買ってきました。

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家に戻りまして読んでみたら、何といっても、毎日見聞きしているあの場所この場所について書いてありますので、更に興味も湧いて読みふけって感動!

日本の発展のために、徳川が江戸幕府を開く以前からの荒野から切り開いて、江戸時代の都市を支える農業の姿、地域を巡る川の流れと町の変貌、戦争により変化していく町の様子や工場、更にベッドタウンへと、それは丁寧に書かれている貴重な冊子でした。

土地のことを何も知らずに住みついて、何気に気に入って居付いて18年。

よく足立区のことを、東京の一番下層地域のような見え方で紹介するテレビ番組や、本を見るたびに、ありゃーと残念に思いながら、ヤッパリ〜みたいな諦めがありました。

よく言われる日本でも有数の山の手の町の様子や、神田や湯島あたりにも縁あって街の様子を知っています。

たまたま今住んでいるこの地域が、それらの都市部を底辺から支えてきたからこそ、東京の発展、日本の進化でもあったことを知って、大変な喜びと誇りを持つことになりました。

郷土愛が、育ったかも。

更に読み進めて行きたいと思います!


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