映画『嵐が丘』をみて
1936年の映画、『嵐が丘』を録画ビデオで観ました。よく、私の母の世代で話題になっていた作品ではないかと思います。
見栄や虚栄に負けて愛を捨て一生、いや、あの世に行ってもその後悔で不幸に呪われた男女の話で、なかなか心に深く残る映画でイギリスの作家エミリーブロンテの原作です。
価値観を問われて見る者は、皆考えてしまうのではないでしょうか。
最近、日々思うに、ネットにしても、テレビにしても、明るいニュースはあまりなく、画面に飛び込んでくる映像も、全く不幸で品性に欠けるようなことばかり。
その根底には、どこかに、比べて優位になりたい〜自分の身の丈をよく眺めておさまる中で努力する姿勢を重ねて行きたいものに、優位にたちたい野心が、自らを追いやり、荒廃と自滅に向かっている感じがいたします。
自分のためにも、相手を思いやる気持ちを持っていたいなと思いました。
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