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2021年8月 8日 (日)

コツコツスコア見ながら

 

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毎日音楽で生きている私にとって、楽譜を眺めるのは読書のようです。
今はアレンジに取り組んでいるオーケストラスコアを、日々じっと眺めながら、新しい発見があるととても嬉しくなりますし、なるほどとか、そういくのかーとか、音で語られる何かを感じながら、またそれをエレクトーンで弾けるように作るのが面白くて。

つい、仕事を忘れ、その作業にのめりこむと、時間がいくらあっても足りず、大体いつも夏は、秋のシーズンのコンサートのための準備で、自らが弾くための伴奏アレンジに必死になっているわけですが、この250小節ぐらいの作品を仮に50小節ずつ、じっくりやったとしても、5日間となり、8小節のフレーズ8個、8段だとして、64小節で…とか計算しながら、何日で目途が立つかとか、ここまで出来たーとかやっているわけです。

4年ぐらい前にモーツァルトのミサ曲をやった時には、一時間に何小節とか決めて書かねば間に合わなくなり、つまりは手書きなんかやっている暇はなく、ミサ曲は大体ミサのお祈りの音楽ですから、6曲ぐらいあって、それぞれが長いのは200~300小節ぐらいあり、短いのも確かにあるけれど、焦って音楽自体には楽しくて仕方ないけれど、果たして間に合うのかがとてつもなく不安でした。そんな中でも、魔王を書いたり、子供のためのコンチェルト作ったりしていて、要は楽譜を眺めてあれこれ頭の中で鳴らしながら、イマジネーション広げて、また奏でるステージに合わせて音を組み立てる作業が好きなだけなんですよね。

そこにきて、ちょっとできてくると演奏の練習がスタートするわけなので、先ほどまで頭の中で流れていたワタクシのフィルハーモニー・・・なんとぉぉぉぉ、現実に弾いた時のへぼぃオケかと泣きたくなるエレクトーンの演奏力のなさに落ち込みます。そこでまた自分の書いた楽譜に向かってせっせと練習の日々があり、何とか出来上がって実際に誰かとリハーサルで安堵するまでには、それ相応の努力の日々なのです。

その発表シーンを作るのも、表現者としては当然のことで、果たしてこれでよいのか?という訳の分からない自信喪失モードにはまったり、逆にまーかーせーなーさーいー!(^^)!と、自信創出発散モードのハイテンションになれたりと、本当に一つの曲を書き上げるまでのドラマたるや、毎度のこととはいえご苦労様と自分をほめてあげなくてはと思います。(#^.^#)

オリンピックのマラソンを見ていたら、ここまで来るのにどんだけの努力だよと、頑張った成果が反映された時の祝福もですが、頑張った成果が思うように反映されなかったときの、自分としての落としどころの訓練なども、一つずつの何かを乗り越えていくときの成長となれるわけで、そんな様子を見つめていると、ふつふつと胸にこみあげてくるものがあり、人は皆何かに向かって、何かを探して生きていくのだと、たとえそれはつらいことでも、何かがあるということは幸せなことだと思うのでした。

和音の一つ一つの音に命を懸けて書いた作曲者の、黒い符頭や符点やら、どこにどう並べているかとじっと眺めていると、そこにどんな思いでそうしたのだろうかと考えます。それが音になって心を満たしてくれる時に、内なる心に届くそれ自体が、作者と同一であるかどうかは想像でしかないことなのに、時を経ても心に響いてくるなんて、なんと素晴らしいことでしょう。

最近、その読書のように眺める楽譜から音が広がるのと同様に、絵画や彫刻などの美術にも、その作者の作品に込めた思いを感じると、心をどう伝えるか、その行為=芸術について考えることが多くなりました。でも、私のようなものには小難しい難解な分野は理解しようもないわけで、ただ子供たちを教える先生方が周りにたくさんいらっしゃいますから、総合芸術的な発想で音楽指導をされる時代に入っているのではと思うところです。

崇高な芸術作品の鑑賞、身近に楽しむ様々な共感の嵐・・・今や作曲も絵日記を書くように、「歌」メロディーを誰しもが作ってたやすく発表できる世の中のような気がします。

あと、20年先ぐらいには、そんな時代がやってきていて、地球の人間が、いや、動物が、その共感を共有し、宇宙に向かっていくのかなぁ~なんて夢が膨らむわけです。生きてるかな????(笑)

今日はまたまた語ってしまいました。最後までお読みくださったあなた、ありがとうございます。もしご興味あるならば、モーツァルトのミサ曲KV167のキリエのエレクトーンとピアノの伴奏アレンジプレゼント。こちら

ダウンロード - e383a2e383bce38384e382a1e383abe38388e3839fe382b5e69bb2kv167kyriee291a62017.9.20.pdf

 

 



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