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2021年7月 3日 (土)

銀座ヤマハホールコンチェルトコンサート伴奏編曲について

かねてよりお伝えしておりました、銀座ヤマハホールでの第2回目となる、私の作品展~はじめて出会うコンチェルトコンサートが無事に終了しました。コロナ禍で当初は昨年8/7から今年の5/30となり、また再度の延期で、ようやく実施できました。

プログラム17、たまたまコロナではありませんが、福岡からの参加予定だった方、体調を崩され急に不参加となり、一部最後のピアノソロは無しでした。作曲をご指導させていただいており、その作品発表の機会にして前回も好評でしたので、お待ちかねのお客様には大変残念、がっかりされたようでしたが、その分皆様、彼女の分まで頑張ってくださいました。

さて、前回は、それまで継続してきた参加型コンサートの集大成的ステージで、銀座ヤマハホールで演奏できるという新鮮な体験共有が、更なる感動も生んで、大変なにぎやかなコンサートでした。今回はそのイメージとは異なり、音楽会としてグレードをあげるため、第1部は主に学習者を対象としたエレクトーン機能活用で生まれる楽しい編曲、第2部は、本格的なピアノコンチェルトを私の編曲による伴奏作品とし、多彩にお聞かせ致しました。

一夜あけていただく皆様からの賞賛に大変有り難く、長い間続けてきた努力が報われる思いがいたしました。体力不足や、集中力の低下に衰えをひしひしと感じる日々ですから、皆様が音楽として捉えて感動して、圧倒されたとか、すっかり晴れ渡るすみきった気持ちで帰路についたとか、エレクトーンは凄い楽器とか、ずっと伴奏されたエネルギーに脱帽とか、とにかく、私が伝えたかった何かを、マスクでひとつ飛び50%の座席にお座りのお客様に、じっくりお聞きいただけたこと、本当に嬉しく思います。ありがとうございました。😆💕✨

エレクトーンという楽器を知り、作曲家の作風が盛り込まれたコンチェルトスコアをエレクトーン三段楽譜に落とし込みます。よくある2台ピアノ版も参考に致しますが、そのままですと音域やサウンドとしてあまりよい結果を得られず、エレクトーン一台の楽器のための伴奏楽譜に整理することが、伴奏編曲となります。また、それを奏でるには、どんな工夫が必要か、単にオーケストラなぞりではないエレクトーン一台の伴奏とは?、一体何をしたら更に作品がかがやくのか?、メインのピアノが気持ちよく、エレクトーンだとこれがよいわと言って貰える作品をまとめるために、長い間培ってきたピアノとエレクトーンのクラシックアンサンブルのアレンジの経験をベースに創出しました。

それは、

①サイズをどうまとめるか?

②クラシックとしての生アンサンブルをどう捉えるか?

③今までにないエレクトーンならではの作品とするには、何が必要か?

この3点に絞られました。

現代における時間の感覚は、作曲家が作品を書いた時代とは世の中の動きも慌ただしく、ややテンポアップしているかと思いますから、一台のエレクトーン伴奏で一楽章に20分近くおつきあいできる聴衆であるか、また、ピアノ音楽を研究される演奏の方々は、その音楽作品自体こそ揺るぎない崇高な世界として形式美にも芸術性を求めていますから、そのこと自体は素晴らしいことですが、様子をみていても、柔軟性は低く、逆にコンパクトサイズの難易度の高さには意味が通じないところもあるわけのです。

よって、今回も、鍵盤教育としても学び高いモーツアルトの世界は、原曲サイズで23番、20番ともにカデンツァ含み各15分ぐらいまでと構えてご一緒致しました。

グリーグは、中間部転調部は、カットしていただき、カデンツァは原曲サイズでお願いしました。

ベートーベン皇帝は、冒頭のピアノソロから再現部へ、同様にショパンピアコン1番も、そのスタイルサイズにしましたところ、原曲サイズの3分の1ぐらいになり、くどさは抜け、変化溢れるいいとこ取りコンチェルトサイズになりました。それでも皇帝は9分、ショパンは8分ぐらいありました。

あとのラフマニノフ、チャイコフスキーは、いわゆる三大ピアコンと言われるものを作ろうと取り組んだ際に、奏でていただけるシーンを意識してサイズを決めましたので、飽きさせない魅力で、たくさんの方々に弾いていただいている実積の作品かなと思っています。

生アンサンブルとしての捉え方ですが、これはエレクトーン伴奏側の配慮で、エレクトーンの世界はどちらかというと、流行りものを追いかけている現状、リズムがプログラムされたデータに乗っかってあわせて弾いて楽しんでいますから、リズムのない生伴奏、レジストデータを右足で蹴り音色チェンジを行えるエレクトーンの先生や愛好家の方々、少ないのです。よって、ましてや相手のテンポ、緩急に合わせるようなことは苦手、ということは、逆にそこを上手くアレンジで楽しくできるかもと、キーボードアサインでパーカッションをひく鍵盤にあてて、伴奏するスタイルを工夫。最近の学習者向け作品にはふんだんに品格損なわぬ程度にいれています。まるで、そばに、ティンパニや、シンバルのパーカッションが一緒に演奏してくれるように。

そして、3番目のエレクトーンコンチェルトならではのアレンジを目指す部分では、三段鍵盤を音楽構築として意識した弾きやすい伴奏アレンジを運動としても成立させることと、原曲オーケストラにはないサウンドを目指すことではないかと考えてみました。

今回は、モーツアルト20番にパイプオルガンの音色をいれたり、最近の学習者向けの古典舞曲小品アレンジには、チェンバロやリュートや、パンフルートなどイメージを広げる世界を音色で創出。まるで側にチェンバロがよりそっているとか、その作品の固定観念から新鮮な作品に生まれ変わるような音色の工夫を考えていきたいと思いました。

こんなことを続けての銀座。

お付き合いくださる皆様、どうぞ私はこうしてこれからも精進していきたいと思っています。ご一緒してみたいと思った方、ぜひお声かけてくださいませ。

難解で退屈なクラシックも(すみません(^o^;)エレクトーン伴奏なら楽しめるよと思っていただくことがワタクシの使命だ!~勝手に言わせといてね(*^O^*)

とにかく、皆様とまたまた思い出の1日でした。ありがとうございました。

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