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2021年6月17日 (木)

ショパンピアコン2番レッスン

今日は、来月コンサートを控えてショパンピアコン2番に取り組むKさんが、お相手のピアニストさんをお連れになってのコンチェルトレッスンを行いました。

彼らのコンチェルト演奏、一昨年のラフマニノフ2番、昨年のリスト、そして、今回と3回目、三作品を聞かせていただき、一台でのピアノコンチェルトの姿を、様々な角度から考える機会にもなっています。

今回は、私自身も自分のコンサートでショパン一番に取り組み、この春は、殆どショパンの音楽にどっぷりと浸かりつつ、悩みつつの日々でしたので、曲は1番と2番で異なるものの、ショパン節が染み付いていたのか、また、目の前で繰り広げられるショパンのピアノのお言葉!がズンズンと体に入ってきて、自分でエレクトーン伴奏するよりも、よく理解できる状況になりました。

ここに来て、ショパンのピアノ、素敵よね‼️

ありゃ、数ヶ月前は、くよくよすんじゃねぇ~なんて毒を吐いていたワタクシは、もういないのよ爆笑😆💣️✨

スコアを眺めたこの数ヶ月の蓄積は、ショパンがやりたかった、伝えたかったこと、またショパンならではのリズムと、ハーモニー、ピアノを引き立てる創出オケの工夫などがタイムリーに染み付いて、彼らの合わせるここかしこについて、時間の許す限りアドバイス。

ピアノに関しては、当然ながら、まるでコンサート後の至福の響きを耳にし、体も心も癒される感覚を覚えて、帰路の電車も帰宅後の時間も、その感覚覚めやらず、レッスンしながらにして、有難い時間を過ごすことができました。

ピアノ音楽は、やはりショパンだ!と実感。私も伴奏してみたいなぁ。

エレクトーンに関しては、例によって二台ピアノ楽譜をもとに弾いていらっしゃいましたので、アレンジ建て直しを演奏や音楽構築と絡め、あちこちアドバイスしましたが、時間はなくなってしまいました。

目の前の形として、出版されている二台ピアノの楽譜は、確かにオーケストラスコアをピアノ一台にまとめて、効率よく表現できるようにしてあります。

しかし、あれはピアノでまとめたものだと、どうして世の中の方々は解らないのか、私には解りません。

エレクトーン一台でオーケストラ伴奏としてまとめるためには、エレクトーンと言う楽器をよく理解し、その楽器にあった伴奏をすればよいわけです。そのためには、二台ピアノ版セコンドをスコアと照合整理し、ベース、左手、右手と構築、どちらかというと、音楽の3要素にのっとった整理で、見た目にも明解な譜面となります。

その制作のコツ、ノウハウが、私の中には出来上がっている実感あり、今日は、頑張っているKさんに、私のアレンジ作品をたくさん弾かせてみようかなと思いました。

また、私自身も、これまで避けてきたもう一段上のフィールドに向かって努力すべきレールが始まっているような気がしてきて、銀座を前にしながら、様々な迷い、生き方を考えることになりました。

来月の彼らのコンサートは、以下のとおり~コロナ禍でも精力的に活動されるピアニスト、安田裕樹さんのリサイタルは↓。既に完売とのこと、彼らの着実な活動の姿は、新しい価値観の粛々とした魂の叫びのようで、胸を打ちます。

本番が楽しみ♥

今日はお二人大変お疲れ様、そしてありがとうございます。心からの感謝、音楽のもつ力で幸せをもらいました。

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