天空から奈落へ
一日、モーツァルト、ドイツ舞曲のレジストを作成、いろいろと参考にして、ステージ性のあるものを9.8級レベルでと、最初はとっても楽しかったつもりが・・・今日は、ちっともいい感じに思えてこなくて、古典の難易度の高さを感じます。
学習者が奏でるものだからこそ、アンサンブルでの体験は楽しいものにしてあげなくてはと、原曲の構成を部分ごとにイメージを広げて、威厳のあるところ、優雅なワルツ、ファンファーレのようなところ、更に柔らかなイメージへつないで、最後は盛り上げてみました。
それはそれぞれに、誰がつけたか知らないけれど、副題についている「そり」の名前から引き出されるストーリーを彷彿させてくれるかのようにしたいと、遠ざかるそりをイメージしたエンディングにしました。
サンタさんも登場させたかったのですが、サンタのつもりのトロンボーンは、曲の雰囲気が一気にポピュラーチックになってしまい、ボツ。バロック風の音色も使おうかと、荘厳な感じやら、クリスマスっぽくオルガンも入れてみました。
やはりきれい目のスタンダードなストリングスや、ホルンは活躍することになり、気が付いたら、いつものワタクシそのものの音色だ・・・。
時々登場する輝きのトランペットのつもりが、なんだかなんだか・・・気に入らずです。
また、もし3分半ぐらいが長かったら、その半分ぐらいになれるようにも、途中カットする場合のコンパクトサイズも、容易に演奏できるように・・・とも考える構成にしてみました。
作って、かなりエネルギー注いだのですが、一日弾いていたら、ピアノをかぶせた場合のことを考えると、アーティキュレーションがちょっとよろしくないかと、何度スラーの場所を変えたり、スタッカートを付けたり、抜いたり。
この曲、最初に出会ったときに衝撃が入ったのを覚えています。小さな曲だけれど、ちゃんとした室内楽なわけです!ピアノの発表会とかで弾かれる小品でご存じの方が多いと思うけれど、原曲は室内楽です。
モーツァルトのこういった作品に出合うたびに、作品の奥から見え隠れする制作カラーとともに、もっともっとと、呼吸をするように自然に音楽を作り生み出していた様子を感じ、偉大さに圧倒されます。そして、その作品を編曲してみようと思う小さな自分が嫌になり、奈落の底へ落ちていく気分です。
ベートーベンとか、ショパンとか、偉大な方々たくさんいらっしゃいますが、モーツァルトは別格のような気がするのは、ワタクシだけでしょうか。神の域ではないかと思うほどです。
ピアノとミックスしてくださるアシストさんに、とりあえず先ほどお送りしてみました。
ヤマハでいうところの9.8級レベルのステージ性あるアンサンブル、発表会でかっこよく弾いてほしいと願って作ったのだけど、発表するの迷うな。
Ⅰ-Ⅴ―Ⅰ ⅣーⅠ Ⅴ―Ⅰ 良くできているよなー
アレンジの自由さ、その魅力に取りつかれて、エレクトーンの魅力にとりつかれて、好きに生きています。
モーツァルトさん、好きにさせてね。ショパンも好きだけど、モーツァルトは、もっと好きだわ、でもあなたは私を嫌いかもーーー。僕のこと、ちっともわかってないよーって、言われそうだわ。
ショパンさんには、嫌いでもついていけるわ、ジョルジュサンドの気持ちがわかるのよねー・・・・くよくよすんじゃないよって(笑)
そんなやこんなで、ここで気晴らししていたら、なんだか気持ちが晴れてきて(あきらめてきて(;^_^A) これも新作のうちに入れることにしよう。頑張るぞ!
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