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2021年4月19日 (月)

モーツァルトとドボルザーク

今日は銀座の合わせで、モーツァルトピアコン23番と20番、ドボルザークのスラブ舞曲をレッスン。

モーツァルトは、ピアノとのコンチェルトの響きが健やかに弾いている私自身にしみわたるようで、これはモーツァルトの音楽自体がもつ伸びやかな精神性も相まって、元気になれるのです。

23番1楽章は、今回初めて私とご一緒下さる先生です。エレクトーンコンチェルトの経験、サウンド作りをどうしようかと、先生ご自身のまろやかなソロとしてのモーツァルトをエレクトーンが壊してしまうかのようで、かといって小さな音量でまとめたら、単にCDに合わせているかのように聞こえてきてしまい、生感がなくなりますので、これは冒頭のオケの部分、エレクトーンソロで弾く2分間ぐらいをサイズアレンジして、ピアノをもって早く登場させることにしました。

エレクトーンの良さ、ピアノのよさ、それぞれの演奏者の持ち味を考慮したサウンドを作るために、何度も合わせねばと思っています。どうぞよろしくお願いします。

20番、こちらはずっと私とモーツァルトをご一緒下さっている先生、呼吸も演奏自体のやり取りコミュニケーションも、これまでの経験がものをいい、生きたエレクトーンとのコンチェルト作品にまとめるコツをよく心得て下さっているので、こう来るそう来るの阿吽のタイミング音楽を、今日も奏でて気分爽快。

また、今回は、特に、カデンツァを先生ご自身が様々に研究アレンジされ、ご自身の作品にまとめる取り組みをされ、更に私は嬉しくて聞き入って楽しくあわせています。ジュノムにはじまり、23番、そして今回の20番。

これまでの経験、いつもベートーベンみたいになってはならぬとおもいながらも、エレクトーンの持ち味を一台でコンチェルトとするためには、何をどう考え、音楽としてまとめ放つのがよいのか、毎回考えて来たところです。

一見、モーツァルトは、そのまとまりある音の並びで手が届きやすく感じるものですが、弦楽器をベースのピアノコンチェルト、ピアノの表現、弾き方とエレクトーン一台でまとめるオケ伴奏は、かなりのハードル、しかし、その構築の言葉に引き込まれていくのです。

美しい23番、力強くも悲しいまでの人間の情念をも感じる20番にすっかり心を捉えられながら、課題をそれぞれに見つけて、取り組んで行くことにいたしましょう!

さて、そのあとに、シニアの生徒さんのドボルザーク、スラブ舞曲のソロをレッスンしました。

クラシックがお好きな生徒さんの毎回の選曲に、私がアレンジを行って弾いてくださいます。

コンチェルトで作成した楽曲をソロに仕立てて、彼女が弾けるテクニックにちょっとだけハードルを与えて作成してきたわけですが、この15年弱ぐらいかな?次第に上達され、今や指導者の先生方と肩を並べる勢いもあり、熱心な努力が実を結び、まだまだ発展しておられ、私も楽しみになっています。

言葉が上手く見つかりませんが、まさか、私がお預かりした当初から、素人さん、シニアの生徒さんとしてなんと上達されたかと、シニアの方だからこそのその地道な努力、幅広い経験、探求心がものを言うのだなと、教える私も励みになっております。

彼女曰く、前回のレッスンで撮影した動画を見て、様々な気づきがあったそうで、百聞は一見に如かずの効果を実感された様子、これも新たな刺激にされていらっしゃいました。

臆することのない前向きな姿は清々しく、私も見習わねばといつもエネルギーをいただいております。

銀座に向けて、皆様どうかよろしくお願いします❤️

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