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2020年7月20日 (月)

故郷を思う心に応えてくれる墓地清掃サービス

関東のお盆は7月。故郷都城は、8月。

今はもう誰もいない、家もなくなってしまいましたが、代々続く母方、内藤家の墓地の隣の父と母が眠るお墓のことが気になるのです。

養子ではなかったのですが、父は母の家に入り、そのお墓を亡くなるまで見てきました。直系の叔父は、若い時に都城を出て北九州で家庭を築いて、既に齢86歳ぐらいになっており、我が内藤家墓地に両親が眠るとはいえ、なかなか遠方ですと、早々墓参りにも帰れず・・・ましてや、姉婿である私の父の存在が、実家への足を遠のいてしまわせたことかと。それを思い父も、内藤のお墓を守ってきたのでした。

足の悪かった母に、両親は当時幼い長男にではなく、私の母を不憫に思ったのでしょう、長女となってしまった母に内藤を継がせました。

没落した家を守るため、父も母も、苦しい生活の中で、かつての内藤家を繋いで、手広くお付き合いしていた記憶があります。

私が3歳の時に亡くなった祖母。母は、生まれて間もない時に事故で足を悪くしてしまいましたので、亡くなった祖母は、不自由な身で、世間の女性と同じように家庭を持ち、子供を育てていくこと、内藤をまもっていくことがどんなに心配だったかわかりません。

ちょうど物心ついた頃だった私は、その当時のことをよく覚えています。

足の悪い母が、大変な思いをしながら、私の手を引いて、とぼとぼと自宅から1時間ぐらいかけ、ピクニック気分でお出かけ、水筒やおにぎり、バナナ持参で大岩田の島津墓地に通っていました。そう、庭に咲いていた草花を抱えて、少しシンコペーションかかった母の歩くリズムの後についていきました。母も寂しかったのだと、今やっとそう思うのです。

墓守のお宅によって、お掃除のお水を頂戴したり、終わったら、その墓守さんがいつもお茶と美味しいお漬物を出して下さったり、その広い畑の中の豚舎のブタさん、牛さんを動物園で眺めるように見ていたことも覚えています。そのお宅には男の子と女の子がいたような?そして、若いお嫁さんはいつもにこにこして、私の母の足のことを心配し、重い水汲みも手伝って下さっていました。

お墓の掃除が一段落したら墓石に腰かけて、バナナを食べたり、時間があると墓地の山の上にある島津家代々のお墓にもお参りします。今でもそこは素晴らしい墓地ですが、数年前に帰った時には、以前のように簡単に入れなくなっていました。

私は、そこから眺める都城盆地が大好きで、霧の蔵を初演で都城の霧島酒造の霧の蔵ホールで演奏することが決まった時も、ここを訪れてお殿様にぱちぱち~神道なんです、内藤家は。

そんな、思い出がいっぱい詰まった都城島津墓地。

父や母が、どんなにつらくとも都城を離れずにいたこと、父は私の音楽のために都城を離れたこと、そして再び定年後に内藤の家を守るべく、母が亡きあとも、この墓を内藤を守り通したことを思えば、簡単にお骨を東京へ・・・という気持ちにはなりません。

両親が歳を取り、お墓の草取りが大変になってきた20年ぐらい前から、都城市のシルバー人材サービスに墓地清掃サービスを依頼するようになりました。父が元気なうちは、毎月通う墓地でしたので、さほど清掃業務も今ほど大変ではありませんでしたが、こうして墓参もなかなかできない状況ですと、年に2.3度の清掃は、特に長雨が続いた後は大変なことになっているようで、いつもお願いしている方々の苦労を思うと、本当に感謝です。

自分で選んだ人生、父や母が遠くに今も眠りつつ、私の行く末を案じて守ってくれているのも、このシルバーサービスのサポートがあるからこそ。

今年も、またお願いしました。

もちろん親戚もいないことは無いですが、皆自分の家庭のこともありますので、其々ができることをできる範囲で恙なく頑張っていることを、こうしてきれいにして貰ったその姿で伝えられたらと思うのです。

こんな私のような、故郷遠く嫁いだり、落ち着いたりの人たち、いっぱいいるかと思うけれど、故郷を思う気持ちに応えて下さるサービスがあるから、ずっと私の故郷の原風景は続いています。

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都城島津墓地はこちらから

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