天本真理絵ピアノリサイタル
大阪で天本真理絵さんのピアノリサイタルを、ヤマハなんば店のピアノサロンで聞いてきました。
かれこれ10年ぐらい前になるでしょうか、当時芸大院生だった彼女にコンチェルトのピアノアシストをお願いし、音楽活動をサポートしていただいてました。
ドイツ留学から戻られて、今は地元関西で活躍。お目にかかるのも、かなりのお久しぶり。
リサイタルは、正統派ピアノ音楽を紡ぐプログラムで実に聞き応えあり、飽きることのない音楽を楽しませてくれ、幅広い音の表現で立体感溢れる彼女らしい懐かしい音楽が流れてきて、耳の奥に残るその音、表現を思い出しました。と同時に、その成長と実力に胸が熱くなり嬉しくて涙がこぼれました。
今日のプログラムは、ケンプのアレンジによるJ.S.バッハのカンタータに始まり、次第に壮麗な雰囲気に。2曲目のモーツァルトのソナタでは、軽やかさがやはり楽しいお喋りのようでもあり、三曲めからのドビッシーのベルガマスク組曲の4曲ではそれぞれの曲にあわせた色彩、音色が光り、ため息だったり、囁きだったり、最後にシューベルト ピアノソナタ第20番は圧巻のテクニック。
演奏も素晴らしいけれど、学生の頃教えることにも力を発揮していたことを思い出して、聴きにきているお弟子さんたちに、時の流れを感じ、変わらない音楽、ピアノへの情熱が伝わり、人生の中で関わる彼女の存在が私にも励みに感じるコンサートになりました。
天本さん、これからもますますのご活躍を心から祈っています。今日は、素敵なピアノを聞かせて下さりありがとうございました。またね❤️
« ギャラリイ4指導法研修 | トップページ | フォローアップセミナー »
コメント