初めて出会うコンチェルトvol.26 27
今日は午前中、今度の日曜日の本番最終音合わせで神田へ。その後午後に、コンチェルト楽譜の表紙制作の打ち合わせを行いました。
2008年にPTNAへ入稿させていただき、はじめて出会うコンチェルトとして、現在もvol.25までをミュッセというPTNAの楽譜事業で行って下さっていますが、諸般の事情でvol.25以降の取り扱いは出来ないとのことを昨年申し渡され、またその以前から少しずつやりにくくなっている状況を感じて、どうしたものかとこの数年悩んでおりました。
もともと、ミュッセは、作品募集を会報誌に謳っておられ、私の場合はPTNA営業?の方から直接お声をかけていただき、当時関わる皆さま方や恩師、その他関連の方々にピアノ側からも、アンサンブルとしてエレクトーン活用で広く捉えて下さったのだから、そちらの世界でもエレクトーンが役立つきっかけになるとよい、そちらの活動にも喜んでいただけるに違いないと、皆で嬉しく思ったものでした。
私の知らないところで、良くも悪くも、話が展開していくことには、正直びっくりするときもありましたが、何と言ってもよい方向に共に歩いて行ける喜びを感じて、頑張って行けたのだと思います。
その後、PTNAでは、楽譜制作を主として、展開されるステップというステージ企画に取り上げていただいたり、私自身も伴奏に伺い現場の皆様と一緒に作品を作り、育ってきたわけですが、世の中の流れや、PTNAの事業展開にそぐわないのか、単に人手不足か、または、私の音楽的な問題か、更に何らかの不具合?か、などなど、とにかく作ったものを発表する場がなくなる一大事となり、かなりショックでした。
良くしてくださった担当者の方々には大変お世話になり、ご苦労もおかけしましたが、よいものを作って、それがお使いになる方々の役にたっている喜びを当時共有することができたこと、何よりも力になってくださったことは忘れません。ありがとうございました。
今の担当者の方はピアニストさんでもいらっしゃるので、更なる現場のコンチェルト活動発展に期待を持っておりましたが、エレクトーンへのイメージは、私の意としたものではなさそうで、たぶん本格的なオーケストラとのコンチェルトをイメージして活動していきたいのではないでしょうか。
音楽教室の扉から聞こえてくるオーケストラが、いずれは本物のオケとの共演を目指す夢の足掛かりにと、エレクトーンを考えて下さることを、願いたいところでした。
少なくとも、私と関わってコンチェルトしたお友達や、多くの先生方は、アンサンブル教育としても、教室運営的にも、大変喜んで下さっていらしたので、その皆様の存在が励みとなり、創作の手を休めることなく、以前にまして、マイペースで取り組める気持ちが生まれています。
もうすぐ芸術センターでのコンチェルト講座、小さな会場ですからほぼ満席となりました。ご興味お持ち下さる皆様は、音楽指導者だけてなく、愛好家の方々も含まれて嬉しいです。
そんな私ごときが開く講座、エレクトーンを鍵盤指導にアンサンブルとして取り組むための作品は、この数年、少しグレード高いものを目指した選曲やオリジナルにもなり、やればやるほど、エレクトーンは伴奏に有能だと思えています。
その有能さにインスパイアされ、コンチェルトを喜んで下さる現場のお声や、ご希望も大変な刺激にして、最近は連弾とエレクトーンの作品を試しに作りましたら、弾いてくださる方々の楽しそうなことと言ったらありません。
もっとこういったものを作りたく、役にたつ作品作りを目指してみようかとおもっています。
きっとピアノにおさまらないで伴奏編曲する世界には、ミュッセでは居場所を求めるわけにいかなかったのかな?と思ったりもします。あ、でも室内楽だ、鍵ハモだ、合唱だ、リトミックだ、等々流行りもあるようです。
エレクトーンと関わって生きることで、いろいろ悲しんだり、考えるよりも、よい作品を作ることの楽しみにエネルギーをかけることが、自分らしくあるように思えますし、関わって共に奏でた皆様との音楽を励みに、当初頑張っていた姿で、これからも地道に作っていこうと思います。
写真は、自主制作で今回作る楽譜表紙サンプル、形が見えると気持ちも前向きになります。
今日は長々と最後までお付き合い下さいましてありがとうございました。
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