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2018年9月26日 (水)

制作しているときの気持ち

風邪が日毎に良くなって、無理はやめておいた方が良いかな?と言いながら、ちょっとずつの無理がOKになっていくことが、やっと嬉しくなってきました。

というか、一つ作品の目途がたって、自分なりの納得した時間を過ごした充実した思いが、いつも作り終えた時にあるのです。

できないときは、まるで心は小心者で、病魔に侵されているときと同じ・・・これでよいのか?いやもっと、こんな感じか?と悩みに悩んで、おかしくなりそうな時もあります。

以前は、書いている途中の原稿やデータなども、後生大事にとっておいたのですが、最近はもう、とても置いておく気になれず、バンバンゴミ箱行き~

たまに、昔の原稿が出てきたりすると、あら、これ使ってみようかとか(^^ゞ未練があったのねー(笑)

自分の作ったものですもの・・・・私が一番どんな言葉なのかわかっているわけですし。

しかし、続けていけばいくほど、自分を追い込んでいるように感じています。

それは、何かと比べていたりすることもあり、・・・・

わが道をマイペースで充分歩いている方だと思っていますが、だからこそ、すべてのことにお手本を他に見出すことができず、時々エレクトーンを選んでしまったこと、遠くへの仕事について、制作や活動についてなど、問いかけることになるのです。

今はもう、主人も仕事を辞めてシニア生活を静かに送っているので、私が好きな道をこうして続けていること、続けさせてもらっていること、続けねばならないこと・・・等々、様々な見方でわが身を見つめると、思うように反映されないことやら、作品に対する挫折やら、また家族に対する感謝と、健康に対する思いなどが交錯し、いい歳になっているというのに、こんなんでええの?との気分に陥ります。

今回は、体自体も風邪菌に侵されておかしくなっていましたから、その体調の悪い状況の中を、好きな編曲作業は自分のための癒しでもあったわけでした。体は大変だが・・・

用は、うまく進まないと、奈落の底に突き落とされたかのようで、しかし、その感覚がまた心地よさでもあるという複雑な精神状態を楽しむ、いや乗り越えながら、私は書いています。

きっと、作るのを仕事にしている人々は、きっとこんな感じなんでしょうと思います。

楽譜の中に、その作曲者の❤を感じると感動するから、私もそんな仕事をしたいなと思います。

それは、名だたる音楽家の作品には到底及ぶものではありませんが、同じ生活感、共感度の高い日常を過ごす方々とは、きっと相容れるもの高いわけですので、「今」の時代にいても、多様な音楽の世界の中では、きっと教育のところで生かされる作品を作り続けていくこと、それは音楽の歴史をたどって伝えることも、大きな仕事の要になると思っているのです。

きっとこれから、だんだん歳をとっていけば、演奏から離れていくことになり、私の作品を弾いてくれる方、楽しんでいただける方を育てておかねば。でも、すでにエレクトーン人口はとてつもなく縮んでいることの現実を知った時、ちょっと悲しくなるものです。

最近、またエレクトーンが復活してきていて、私のやっていることも、お日様の当たるようになれたらいいな。って、え?影なんですか?と尋ねてくる方々には、いえいえ一緒に頑張っていきましょうよと声をかけながら、一瞬走る虚しさも、現場のお教室の子供たちの様子や、熱く奏で、教える姿を目の当たりにすると、迷い自体がぶっ飛んで、こんないいことがわからないって、かわいそーと思えてくるから(^○^) 私は筋金入りのエレクトーン、jet、コンチェルトの人なのですよ爆笑 あ、PTNAの会員でもありました。

そう、私の作品で幸せになってね!って、思っていましょ!

すべての人が素敵!と思っていただけたら、そりゃ最高です。たまに、お好みではない方もいて、いろいろなことも経験してきました。でも、良いと思ってくださる方が一人でもいたら、その人のために音楽で喜ばせてあげたいと思うのが、身上。

だから、小さなピュアなハートで、一生懸命心を合わせてコンチェルトする子供たちを裏切ることなんて、絶対にできませんのよ~私のそばの身近な人たちを音楽で幸せにしてあげなくては。

・・・・・・・次第に風邪は風是となり、

ブラームスの子守歌へと優しく優しく穏やかに穏やかに・・・・・

今年は、この時期いつもならば、「初めて出会うコンチェルト」新作発表講座をご案内する頃なのですが、残念にも、「初めて出会うコンチェルト」は、PTNAから新たに出せなくなりましたので、新たな道を考えねばならず、講座企画自体も自主的なものは頓挫しています。

でも、皆様から、今年はいつ?とか、次にご一緒するステージはいつ?と尋ねられると、有難いのと頑張らねばいけないとの感謝でいっぱいになります。

この時期、毎年講座の準備のために書いてきたからこそ、今の私があって、作品を愛して下さる方々がいて、育くんで来た歴史も感じています。

何かを克服するように、制作する時の気持ちに新しい変化を伴って、生きていこうと思っています。

皆様どうぞよろしくお願いします。今日は、とっても長くなってしまいました。最後までお読みくださって有難うございました。

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