見やすい楽譜浄書
作編曲作品をフィナーレという楽譜作成ソフトを使って、形にしています。
今まで入力し、楽譜としてミュッセから販売していただきましたが、基本的に自主制作であり、製本をサービスとしているミュッセの事業として、いわゆる編集を行い出版への流れではないので、入稿した楽譜データがそのまま発売になってしまうのです。
つまり、入稿したものをそれから、整えていただいているわけではなく、私なりに頑張った浄書データなわけですが、本格的なプロの浄書家の方から見たら、あちこちと気になるアカ、手直し校正をかけたくなる部分があるとのこと、要は、楽譜としてのクオリティを引き上げる必要をミュッセ側から迫られていると感じました。
音楽を作ることを第一に考えたいところであっても、私の音楽に向き合って下さる方が、見やすい楽譜で弾きやすく感じていただくために、私自身がそのスキルアップを行うことにしました。
以前に、入稿を始める時には気にもならなかったアドバイス、「こんな感じで充分だね」では、たとえ音楽の中身がよい評価を受けても、見かけでよろしくないのだと思いました。
逆に商品にするには、今のままでは趣味の世界ということなのでしょう。
プロの浄書家の方にみていただくと、新たな発見や気付きも生まれて、また、譜面に流れる音楽自体が生き物のようにみずみずしく感じる譜面になりました。
視覚から訴えられた情報から、頭の中で奏でる運動へと整理し、指令が及んでいく中で、その浄書された楽譜情報には、健やかさが現れてくるのだなと感じています。
なみきが終わって、ひとつピアノ曲を書いています。これも綺麗に浄書したいなぁ。
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