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2018年7月25日 (水)

音域で異なる伴奏の伝わり方

昨年シューベルトの「魔王」をエレクトーン一台の伴奏として作りました。

学校の鑑賞教材に入っていますから、大変子供たちにもなじみが良い曲かと思われ、コンサートのレパートリーにしておけばと、親しくしている声楽家の方に歌っていただき大好評!

もともとテノールの曲を、バリトンさんに歌ってもらうために、原調からぐっと低い「魔王」で伴奏も、低音が利いてエレクトーンの効果もぴったりのレジストとなっていました。

Cp7280119a

今年は、それを8/12なみきで、テノールの歌手が歌ってくださることになり、キーを上げて見たら・・・・

なんだか、かんかんと、音域高い分、イメージが異なる伴奏に聞こえます。

果たして、これで歌い手は、気持ちよく歌えるのか?と、ちょっと手直ししてみました。

エレクトーンにあるトランスボース技能で、そのまま伴奏譜をキーに合わせて使え、とりあえずの便利機能でも、出で来る音色の響き、鳴りのバランスなどサウンドとして、全く別の雰囲気に感じてしまうのです。

楽器には、その楽器の一番出やすい音域、聞こえが良い音域があって、今回の場合、特にバリトンのために作った深く迫力ある低音が、一気に完全五度上がっただけで、軽く感じますし、ホルンなども、苦しそう・・・

よって、ストリングスにしてみたり、特に管楽器系の音色は、やたら苦しそうです(^^ゞ融合する挿し色的な音色を加えたり、引いたりと工夫しました。

明日、合わせを行うことになり、どんなふうになるか楽しみ~

テノールの佐々木洋平さん、北九州のご出身ですが、東京にお住まいとのことで、こちらで合わせを行います。東京と福岡との活動がつながる気分です。

Sasaki

どうぞよろしくお願いいたします。

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