楽譜浄書の腕
はじめて出会うコンチェルトシリーズの楽譜原稿は、この数年私が一人でフィナーレで入力して、浄書したものをミュッセに入稿し、あちらで整えて下さり製本販売しています。
ずっとアンサンブルを手掛けており、もちろんソロやその他の編成については手書きの時代の話で、ピアノと電子オルガンのコンチェルトとして取り組み始めて当初は、手書きのものを知り合いの方にお願いしてフィナーレに作っていただいていました。
最近、ショパンのバラードの1番のペダルのことで、編集担当の方といろいろとやり取りがあり、浄書家の方をご紹介していただくことができるとのことで、ちょっと嬉しくもなったのですが、そのレールに乗ることはとても手速いことになり、効率化は図れても、失われるものもありますから、自分の手で頑張らねばと思っています。
プレゼントしたケーキ、美味しいねと言われて、みんなからリクエスト、作って良かった嬉しい気持ちをそのままに、また美味しいケーキを作り出すことを繰り返してきたのです。そして作りながら、さらに美味しくもなったかもしれないし、その経験が自分を育ててきました。
フィナーレ浄書は、特別な技術、スキルだと思います。
その音楽スタイル、ジャンルに合わせた音楽理論、楽典的なこと、楽器について、をひととおり解かっていなくては、きちんとした浄書原稿は作成できないものですので、ただ右から左に貼り付けたという話でもありません。
仕事は忙しくなっていますが、自分の作品を伝える機会が、これからもますます増えてくるとなれば、楽譜浄書のスキルもきちんと身に着けておきたいところです。
12月で還暦だ!いよいよシニア生活~
既に主人に寄り添って、シニア生活に突入していますけれど、人生の先輩とする夫を見つめてきていますから、体の老化についてもぐっと少し先の現実を予想することができるのです。
これからの人生、好きなこと、人の役に立つことをやって、幸せな時間を過ごしていかなくちゃ!
作品を伝えるためのフィナーレ、ちゃんと向き合ってみようかな。
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