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2017年4月10日 (月)

音の海から~小高先生講座

作曲家小高惇忠先生の講座、昨年秋に発売されたピアノ小品集「音の海から」のレクチャーコンサートに、ヤマハ銀座ピアノサロンへ。
実は少し前にこの講座の参加を決めて、事前に楽譜とCDを購入、私にしてはかなり張り切って予習!それほど、興味のある世界。

作曲者自らのお話、解説は、演奏する際の参考に役立ちますが、それより何より、巨匠小高先生は、何をお考えになられて、どんな音楽を伝えようとしていらっしゃるか、事細かに譜面に表された中には、何がどのように描かれているのか、またそれを創られた先生ご自身についても興味がありました。
演奏は現代曲の深い音の世界を、身近なピアノ音楽としてどっぷり堪能した気分で、芸術を楽しむ気分でした。
指導者として参加された方は、この作品たちを生徒にどう弾かせるかと思われ、熱心にメモ!私は譜面から作曲技法やらを学ぶ機会となりました。作品の演奏難易度は幅広いものでしたが、表現として考えると崇高!素晴らしくて、一フレーズ紡ぐだけでその言葉に吸い寄せられ、心に深く感じさせてくれる作品の数々~
私の回りには、これを弾いてみたい、弾かせてみたいという人がどれぐらいいるだろうか?この音の世界に吸い寄せられ、繋いで行く歴史をたどっていくこと、この作品を後に残してピアノ音楽文化のひとつになるには、何が必要なのか?なども考えると、もっと現代曲の魅力を広げる努力もあってよいわけで、既存の再生芸術を歩くことが大多数を占める世界に、創出の風が吹くためにも、大変刺激になる時間でした。
以下私なりの印象とメモ。

牧歌~取り組みやすい現代曲、モードが効いていて、生徒に弾かせてみたい。

ソナチネ~こちらも構成がはっきりしているし、現代曲として弾かせたいソナチネ。

フーガ~大変勉強になるが、弾くのは大変な難易度で、楽曲分析させるのによさそうでした。

パリの幻影、おしゃれなパリジェンヌ~どちらも、おフランスの香りに包まれつつ、現代曲のリリカルな響きが冴えて、自分が弾いてみたい曲。

ワルツの戯れ~これ面白い!小高先生、拍子に戯れるのお好き(^○^)

哀歌~課題曲になってるとかで、三段表記についてのお話、こんな譜面が世の中にもっとあってもよいのに。ピアノ指導者の方々が興味津々、私も声を大にして、楽譜と表現の意味つたえたいな。

はるの足音~これを何気に発表会の講師演奏とかで弾いたら!受けるだろうな、皆が音楽のもつ力を実感するのでは。

即興曲、短三度の幻想、レクイエム~弾き手や聞き手に器がなければと思いました。難易度も高く、いわゆる現代音楽の空気がムンムン!でも、この感覚は50年ぐらい経過すると、一般共感につながるかもしれません。ほら!ドビュッシーも、ラヴェルも、ハチャトリアンも、ラフマニノフだって、初演では共感度低いことあったわけですしf(^_^;。

難解な譜面に見える現代曲、それに限らず楽曲表現のための楽譜の捉え方の説明に、ベートーヴェンのピアノソナタ悲愴2楽章を使い、ピアノ譜面からオーケストレーション、音色をイメージすることでより豊かな表現になるお話は、まさしくワタクシの日夜取り組むところで、大共感!その楽器選択が、これまたびったりガッチして、感性似てるかと、偉大な先生に近づいた気分になりました(^o^)

講座の中で、小高先生ご自身が、自ら演奏されたシーンがありました。それまで呪文に聞こえた曲が、自らの語りで、なんとくっきりと言葉になり、伝わり方が違うのです。私にはポピュラーに聞こえてきた!

今日のピアニスト、野田清隆さん、透明感のあるサウンドですーっと心地よく伝えておられ、演奏のプロだと感じるものでした。

ではこの演奏家としての感動と、作曲者自らの演奏の感動の違いは何か!作品自体のもつ力によって伝わるものを著作者は心得ねばならないと思い、小高先生ご自身の演奏を耳にした貴重な経験を幸せに大切にしたいと思いました。先生ありがとうございました。また聞きたいなぁ!❤

一度放ったら、手を離れていく作品に、どう関わるのか、ちょっと私も気になるところ。

ずっと聞いていたかったな、先生のお話~今日はたくさん勉強になりました。ありがとうございました。

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