ピアノスタディ
コンチェルトの制作に、導入初級あたりですと、バスティンだとか、ピアノランドだとか、いろいろな教材が出回っていて、レスナーの皆様は、それぞれにセレクトされレッスンしていらっしゃいます。
どんな曲を生徒にどの段階で・・・・
昔、私が習い始めのころは、バイエルが主流、メトードローズとか、ラジリテとか、バーナムなんてずっと後でした。
でも、その国、その音楽につながる教材だと思いますから、バイエルをやりツェルニーなどを進めていけば、モーツァルトやベートーヴェンにつながりますし、じわじわと何気に作品に込められている音楽的な感性もしみわたっていくのだろうと思うのです。
さて、現代では、なんといってもクラシックだけに特化してレッスンの現場が進んでいるなんてことはあり得ません。様々なメディアで多種多彩な音楽が日々生活の中に流れているのですから、先生の教え方次第で、♪I have a pen! もリズムレッスンのネタになるし、素敵なショパンもテクニックに修業する前に、癒し系DTMが出来上がってみたり、音楽は楽器を弾けるようにするレッスンは、今時古いかもと、思う昨今。
あ、今日はエレクトーンがいかに有能か!みたいなことを語るつもりはなく(^^ゞ、それは当然の事であって、ピアノ教材として何が良いかとのお話し。
私は、jetのアドバイザーを務めている関係で、何かとヤマハの教材に触れ、浸ること多いわけですが、ピアノ音楽歴史文化をバランスよく並べ、今時にもつながって、世界はひとつ人類みな兄弟!のように、様々な地域の音楽を網羅し、かつ美的感覚育成を基に共感を高めるアンサンブルや連弾の体験が盛り込まれていて・・・などと、盛りだくさんの便利感で行けば、PSTAのピアノスタディが大好きです!
もちろん、これ難しいわーとか、使いにくかったり、なんでこうなるの?みたいなアレンジ、つまりは私の音楽の好みに合わないなと思うことだってありますけれど、それは、どんな教材だって同じ、一長一短あることで、凄くいいなと思うのは、音楽は一生のお友達感を感じるー!(笑)
大人のピアノスタディというのもあり、実はこれも選曲などなかなかいい感じ。トレーニング的なものまでじっくりやると、生徒さんに嫌われちゃいそうな位なので、指導の準備や心得を持って、しらーっと曲中にそのトレーニングを実は盛り込んで教えている小技が生かされた時、指導者としてニヒルに笑みを浮かべたくなるのですよー~言わせといてくださいませ(笑)
私の初めて出会うコンチェルトの作品、ご依頼のリクエスト曲、実はピアノスタディに掲載されていたのねということが多く、それだけ教材曲としての選曲が、多くの方に好まれ、学びになるものを研究しているからであり、なんだかアメリカンすぎて泥臭かったり、背伸びしすぎたポピュラーなイズされているなんてこともなくて、何より美しい、心地よい、自然に心に響く楽曲セレクトが私は、何よりうれしいです。
うちの生徒さんたち、使っています。レパートリーだけですが、エレクトーンの生徒さんたちに与えるピアノ教材としていいです!
レッスンで流れる音楽が素敵だったら、教えていても、弾いていても、心が晴れやかになるし、・・・・ま、教え方次第ということもあるけれど(^^ゞ
参考CDの中にはエレクトーン伴奏のものもあって、かなり勉強になります。森俊雄先生、渡辺睦樹先生の演奏、この選曲もまたとってもいい~!うちの生徒さんには、エレクトーンのソロでも弾かせたいな。ピアノの演奏に浦壁信二・・・って、昨年コンサート行ったけど、ヤマハのお仕事もされていたのねー! ソプラノの伴奏でしたが、伴奏としても素晴らしくて、一緒に写真までとったのでしたよー
jetの方から、エレクトーン教材のことを考えると、移行などで皆様からいただくご意見に、あれこれアドバイザーとして対応するために、昔の本やら引っ張り出したり、左手の独立のためのトレーニングを教材対応で考えてみたりしていますが、総合鍵盤指導を歌っていくのなら、ピアノスタディも指導の範疇に入れて進めていくのも手ではないでしょうか。
幸せになれる夢のある雰囲気がいっぱい詰まったピアノスタディ、私もじっくり使ってみようっと。
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