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2016年8月 3日 (水)

求められているものはどこか

こんなに多くの音楽制作者、作家が存在している中に、自分が求められていることは何かと、時々ぶれることがあります(^^ゞ

おそらく、自分がわかっていないから~(笑)

音楽を作っていると一言で言っても、自分自身が弾いているうちには、自分が満ち足りていればその力で、誰かを感動させていくことでしょう。

でも、ただ譜面として制作して、誰かが弾いてくれるという中では、誰が弾いても、これは素敵!とか、もう一度弾いてみたいと思わせるほど、その感動の力は大きいと言えるでしょう。

逆に、到底弾けそうにないというものを、あらら、こんな感じで弾けた!というような譜面ならば、音ならば! なんと身近にその作品を受け入れることができて、楽しませることができる、作曲者の意図する音楽を伝えられるのではと、そんな音楽制作が編曲者としての思いの一つに挙げられるのだと思うのです。

今回の新作には、その作曲者の意図、イメージから一歩入り込み、弾いて下さる方のイメージを掻き立てるかのような作品もひとつ挿入することにしました。

チャイコフスキー「フランスの古い歌」以前、エレクトーンのソロでアレンジして、ドラマティックにまとめたものを、コンチェルトにしてみることにしたのです。そんなコンセプト、いらないよーって言われそう・・・誰に? そーれーはー・・・・内緒(笑)

最近、近現代のピアノコンチェルトを一台の伴奏で編曲制作を求められ、ピンポンと大喜びで書き始めたものの、よーーーーく考えたら、誰がこのピアノ弾くのかしら?と、伴奏譜を作ることにちょっとためらいが走ったのですが、モーツァルトのピアコンと同じく、とにかく、エレクトーン伴奏の可能性が広がるためにも、書いてみようかなと思うようになってきました。

因みに、オーケストラのたくさんの楽器の人数分を奏でるとは言いませんが、大変なことなわけですよ・・・・よく、金管、木管、弦とか分けて、エレクトーンオーケストラでスコアをパートとして弾いている演奏にお目にかかりますけれど、あれはあれでPAがうまくないといけません。

指揮者の音作り=PAみたいな、電子楽器の新しい表現ポイント、もっとPAにスポットを当ててもよいかもと思うことすらあります。演奏の良しあしは、PAの方の腕次第に聞こえてきますものね。

でも、私は、一台で伴奏するとなると、有能なPAさんがいなくても、自分の耳を頼りに伴奏するわけですから、本格的な作品は、原サイズ一楽章でも、どっと体力使いますから、気合です!気合!爆笑

多くの演奏家、どんどん有能な期待の演奏家が産まれてくるわけですが、制作したものを弾いていただけるように、もっと努力せねばと思うのです。

またまた・・・・・がんばろー

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