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2016年6月30日 (木)

曙光への階~エレクトーンコンサート

昨日、銀座のヤマハホールで開かれたclassicコンサート、エレクトーン界ではかなり前からclassicに取り組む活動を行っていらっしゃる森下絹代先生とその門下でもある内海源太さんのプロデュースの演奏会がありました。

これは以前からサントリーホールなどで開かれていたもので、私はバブルの頃に、サントリーやカザルスなど聞きにいった記憶があり、その当時は、舟木里紗さんとか、松本淳一さん、平沼由利さんなど、また内海源太さんご自身も若手としてデビューの頃だったかと思います。それだけ、森下先生はclassicエレクトーンについて、今に至るまで正面から取り組んで人を育て、歩いていらしたのだと、会場でお見掛けしてお声をかけたくなるほどでした。

プログラムは1部、若手演奏家たちのソロで、シェラザードに始まり、イベール、ドビッシーなどもありましたが、あとはオリジナルや邦人作曲家によるエレクトーン移植作品で、いわゆるclassicのイメージ、オーケストラと見立てた音使いのものよりも、電子音を生かした演奏が多く、聞き応えあるものが並びました。
二部には、エレクトーン二台によるピアノコンチェルトで、ラフマニノフピアコン二番、ピアノは最近お名前をチラチラと拝見する居福健太郎さん、エレクトーン二台のオーケストラは1部で好演のお二人でPAの力も加わり、本当のオーケストラ顔負けのサウンドとなり楽しめるものでした。

個人的には、市川侑乃さんの演奏が印象的、抜群のエレクトーン表現センスがあり、新しい時代のかたのように思います。

これまでclassicエレクトーン、渡辺睦樹さんの繊細さはまるでバルトークのようで、岩崎孝昭さんの演奏には、今に至る電子音の使い方表現のベースを感じました。彼の分かりやすく丁寧で聴衆を心得たな演奏には、世代を超えた共感をエレクトーンで伝えることができるかと嬉しくなったものでした。

今日はまた、あらたな希望を市川さんの演奏に感じ、進化したエレクトーン、時代の最先端を担う楽器の可能性を多いに感じるものでした。

現代音楽の類いの域の作品は、一般的にはあまりにもその超越された語法が新鮮に映って、感動の要素は安堵を伴うより、興奮や刺激的な律動、市川さんの演奏には裸になって喜ぶ人間の姿、民族音楽表現のようでもあり、音楽の原点を感じさせる迫力がありました。来月のリサイタルも聞きに行ってみようと思っています。

たまたま、エレクトーンという楽器を選び、教育のところで活用して向き合って親しんだ一人でもありながら、やはり自分のすきな楽器の一流と言われる姿を探して、心を寄せたいと思い生きていると、若い方々が一生懸命な姿を伝えていることに刺激を貰い、嬉しくなりました。

秋葉原のオープンなイベントスポットで、一般の方々に、より多くの方々に市川さんの演奏を聞かせてみてほしいなぁ。

いまひとつ、社会性を獲得できていないこの有能なエレクトーンの曙を感じた夜、たまたま座ったお席の左になんと渡辺睦樹さん、通路はさんで右後ろに森下絹代さん、はぁ同じ息を吸ったら、ちょっとは意識変革かいな(笑)

演奏者の皆様、関係の皆様、ありがとうございました。

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