日本らしさを音楽レッスンにも
今日は大学院で日本古典文学を研究し、母校でも教えるMちゃんのレッスンでした。
といっても、彼女にこんこんと演奏技術を教える話ではなく、何かの音楽作品を私のアシスト的立場でとらえて向き合ってもらい、音楽の話をすることが最近多くなりました。
その中で今日は、日本文化について。
世界の愛唱歌や民謡などをアレンジすると、地球の緯度に比例するようなメロディーの節回しやら、リズムとテンポについて感じることが多々ありますが、国による音楽文化を感じでいくなかに、はたと気がつくと、自国の音楽、それも庶民レベルでの音楽が、大変な勢いで廃れていること感じています。
鎖国により盛り上がった江戸情緒。
和のたしなみが音楽のなかにもあるはずなのに。ほとんど語られることはありません。
お琴に三味線、小唄に、、、
「お江戸日本橋」とか、私の小さいときには、楽譜があったけどなぁ。
源氏物語を研究の核に取り組む彼女の若い感性とご意見は、何かしら刺激になるもので、今や成長したその姿頼もしく、いつの間にこんなになったかなと、レッスンに来てくれる度にまた勇気を与えてくれるかのようでもあるのです。
自国の文化、、、まさか、ブルクミュラーです~(*^.^*)なんて、ナンセンス。
日本人として、そんなレッスンのためのたしなみ、持っていたいものだなぁ !
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