支部終了伝達
新年初めてのjet業務で飯塚へ。
八木山バイパスを登る左手に篠栗の横になった涅槃大仏をチラチラと車窓から眺めながら、18年前、この道を運転した時のことを思いだしていました。
立ち上げを振られて、さて未知の土地へ。不思議な力に吸い寄せられるように訪れた町。
当初の説明会の時のこと、ベテランの先生方で楽しかった支部活動、思い出が甦りました。
二年間の初代アドバイザーから、四年前にまた担当するようになり、人も組織も時代も変わり、立ち上げたのは私だったのに、残念にも終結の道を選択することになり、今日はその説明伝達と今後のことをお話しました。
今回の決断は、少しずつ忍び寄るかの静かな囁きで、数年前から、もしかしたら、こんな日をまさか迎えないよなと、責任を感じながらの業務だったのです。ましてや普及に意識高い支部、現在残って下さる主だった方々は、イベントで団結力ある先生の熱いエクトーンに寄せる思いがどこの支部より光って、やればやるほど光る!磨かれる!少ない人数ならば、各々の経験値アップ。
立ち上げた時には10歳ぐらい上の方々が多く、気が付けば15歳ぐらい下の方々メイン。それなりに土地に根付いて頑張ってきたjet支部なのです。
規模によって活動の姿や内容を効果的に実施するには?と、頭を捻りながら、なぜに組織とは数の論理で進んでいくのか、バブルの残像追いかけて、しわ寄せ被るのはごめんだよと、叫びたくなります。が、一番大切なこと。
エレクトーンの生徒や先生の、未来。築いたものを繋いでいくのは、決して形や名誉だけではないはず。音楽する心と、エレクトーンを愛する心。ずっと弾いてもらいたい、ずっと愛してもらいたい。
ここで決断しなくては、たぶん自滅。
物は考えよう、この機会をプラスに転じ、視野を広げて、新たなフィールド、支部へと移籍していただき、新たな刺激としてバネになればと祈るような気持ちなのでした。最後の担当者となった上司とスタッフとで語る時、決して暗くならずにこれからもこの密度濃い私たちの決断を絶対に次へとつなげていくのだという思いで心に刻みました。
jetの姿、運営の形、構造も、時代の変化に伴って見直す時期にきているのではないでしょうか。
今私にできること。それだけを果たしての帰り道。
これもまた人生。胸をかきむしられる思いがしたあとは、深い愛着の念。
しっかりと歩いていかねばと覚悟して、前を向いていきたいと思います。
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